気持ちは明るく

自分には回復力があると信じたい。私は気持ちがなえている時は、不安心理が強い時は体調不良が長引く。さあこれをやりたい、絶対やるぞ、という気持ちの時は、体調の善し悪しを全く意識していない。気持ち、心の力は大きいと感じる時である。

 この「気持」だが、仕事での失敗の対処方法に、大きな差となって現れる。関与先で、同じようなトラブルへの対処方法であっても、不思議と同一にはならない。人【企業】はその人【企業】らしい行動をとるものと思う。私の提案とは異なる行動を取るケースも多々あり、興味深く感ずることが多い。それだけ、企業の現場では答えが、対処方法が複数あるということだ。私はその企業に上手くいくことなら、自分の提案と違った解決策も素直に認めることにしている。
 
 私は、「人は情報に慣れるに従い、自然に自分にとって重要な情報と、そうではない情報とを分別する能力がつく」と思っていた。心理学の専門家は「情報量が増えすぎると、チェック機能が効かなくなり、すべての情報が均一の刺激として脳に流入する」という。私にはこれを検証することはできないが、フロイトが言ったという次の意見は面白いと思う。「人は、無意識と意識とで思うことが違う時、『聞き買違いをする』」というものだ。この見解を記憶して、次回以降関わる人の発言の真意を注目してみようと思うが、議論の中に入ってしまうと客観的、分析的に聞くことができるかどうか・・・

 新聞を読んでもテレビニュースでも、日を追うごとに厳しく大変な時代に、混迷の時代に、まだまだ悪くなる流れの中に私たちはいるという悲壮感が前面に出る。こんな時だけど、この時代と今住む地域で私たちは生き抜かなくてはいけない。苦しいこともあるし、失敗もするけれど、自分のやったことであるのなら、目をそらさずに受け止めよう。楽しむことはできないかもしれないが、悲観したところで自分だけ状況が好転することはないだろう。気持ちは明るくもって、未来は平等に来るのだから、「前向きに努力するなら道は開ける」と信じよう。

[ 2008-12-13 12:36:27 ]


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