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不況、それも百年に一度の不況と言われている世の中となって2年目ですが、「不況だから売上が上がらなくても仕方ないね、みんなが赤字だから・・・」なんて今年も言うわけにもいかないのが中小企業を営む私たち。

不況だからこそ、それに打ち勝つ策を編み出さなければならず、日々試行錯誤しながら奔走している。終わりのない「安売り競争」から距離を置き、着実に利益を上げる中小企業もある。デフレに抗うトップのリーダーシップ、その企業らしい独自の改善を重ねる現場の力、さらには10年20年かけても続ける新商品の開発や、ヘビーユーザーのニーズを中心としたマーケットの分析、売れない時代に売る企業事例に見る戦略にこそ「デフレ脱却」のヒントが隠れていると思う。利益度外視の安売りなら誰にでもできるが、自分の寿命を縮めるだけだ。誰も得をしない自滅のスパイラルと決別し、適正価格で利益を出し、関わる人たちに適正に分配する「脱・デフレ戦略」を見出す時だ。値下げしても利益の出る手法を見出し、“値引き要請”をかわし、“お互いが生き残る価格”で成功するモデルを創り出そう！

[ 更新:2010-04-02 09:48:01 ]