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経営コンサルタント吉見からのお知らせ

何事も始まりがある

長い時間の流れ(歳月)を乗り越えてきたものには強さがあります。信頼される人は年齢を重ねるごとに、経験と信用を積み重ねています。

赤字も強い気持ちで黒字に転換することで、未来の姿があきらかになります。
事業も最初は小さく始まります。創業時は入ってくる仕事も少なく、手持ち資金も不足がちで、時には苦労と貧しさにも繰り返し直面します。この時、克服していく人と挫折していく人に分かれます。挫折すると事業は終了となります。何とか克服しようと自分を奮い立たせ、努力と倹約の仕事ぶりが支援者を増やしていきます。自分がどう見られているのか、その事業環境の中で自分がどうすべきかという感覚は必要です。
自分の不幸の原因を、差別や貧しさや障害や家庭の事情に求めたくなり時もあるでしょう。しかし生まれた環境は自分では選べません。過去も変えることはできません。そうなると、これからどう生きていくかが重要です。自分がどのような知識を得て、どのような体験を積重ねて、これから誰に会い、どこへ向かうのかは、自分の意志で決めることができます。
経営の場面では、十分な知識を持たぬまま、加えて経験の全くない分野に進むことは、予測できない未知の環境に、備えなしに飛び込むことと同じです。たまたまラッキーということもあるでしょうが、普通は危険が伴います。この時でも、事前に一定レベルの知識があれば、起こりうるリスクもある程度予測できます。仮に問題にぶつかっても、解決方法を探ることもできます。経営は長期戦ですから、長期的な視点を欠いたまま、今目の前で起きていることに場当たり的に対応しても、次の場面や次の時代に効果的につなげることができません。
私たちは現在の混沌とした時代を生き抜かねばなりませんから、まず本業を極め続けながらも、自分と異なった環境にある人たちとも関わりを持ち、自分と異なる生き方や考え方もあることを知り、その中で自分の強みや自社の強みをどのように伸ばすのかを考え、行動していく覚悟が必要です。

[ 更新:2013-10-13 11:48:13 ]

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