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経営コンサルタント吉見からのお知らせ

会うは別れの初めなり

警察庁の統計で、「被害者と被疑者の関係別構成比(2005年)」を見ると、殺人事件1224件中、親族等が44.2%、続いて面識のある人が40.1%です。「自分を殺す可能性の一番高い(?)のが家族」という驚く統計が出ています。

 殺されなくとも人には寿命がありますから、家族はいつか去る日が来ます。職場仲間もいつかはいなくなります。長期のスパンで物事を見ると、「今までいた人は必ずいなくなる」という現実に気づきます。老いるということは、忘れ去られていくことでもあるでしょう。この現実の中で、私達はどのようなメンテナンスをしていくと良いのでしょうか。

 人生のかなり長い歳月を送る職場生活ですが、働き盛りの人にとって同僚は仲間であり、自分の評価者であり、潜在的なライバルでもあります。個人差はありますが、私達の使える時間も、心身のエネルギーも無限ではありなせん。時間も生きるエネルギーもいつかなくなるものです。こう考えると、「仕事でも家庭でも、気持ちよくいられる相手と、気持ちよく過ごせる時間を過ごせるようにしたい」ですね。但し、短絡的に楽しく気ままに生きましょうという意味ではなく、前提として大人としての我慢強さや忍耐強さを持ったうえでのことです。

 人間は丈夫そうに見えても、誰しもコワレモノです。そして、死んでいくのは私達個々人が別々にであり、関わる人たちと同時に一緒で死ぬのではありません(大災害や大事故の場合は別ですが・・・)。葬儀は、これからも生きる人たちのための儀式として大切にしていただきたいと思います。

[ 更新:2014-06-16 10:36:23 ]

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