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経営コンサルタント吉見からのお知らせ

苦しんで働くのではなく、喜んで楽しく働きたい

真面目に、一生懸命することが良い生き方だと教えられてきたけれど、最近はストレスをためこんで、心身が疲労困憊するまで真面目に働く必要は無いと思う。 今を生きるために、滅私奉公的な仕事はもうしたくない。当時は気付なかったけれど、今振り返るとかなり無駄で無理なこともやらされてきたような気がする。

「無理をさせ、無理をするなと無理を言う」という川柳もあった。

私は自分で勝手に「しなければいけない」と思い込んでいることが多すぎた時期があった。最近になってやっとだが、馬車馬のように都合よく働かされるために、我々はここにいるのではなく、仕事も自分の人生も楽しむために、ここにいると考えられるようになり、精神的に随分楽になった。

そうは言っても「楽しむ」ためには健康もお金も身の丈にあった少しの余裕は必要だ。伸びきったゴムとなっては、復元力がなくなる。ただ真面目過ぎて、几帳面過ぎると、自分で自分を忙しくしてしまう人は多いと思う。

仕事も関わる相手との調和だから、中年以上になったら役割に対する期待にこたえる必要はあるが、しっかり貢献しているなら「適度、適切、良い加減、適当」を自分で調整してもいいと思う。不必要に病気になるほど無理をすることはないと思う。

使われている者が、一生懸命、まじめに働くことが良い生き方だと思い込んでくれれば、彼らを都合よく使おうと考える人たちには都合がいい場合がある。一心不乱に一生懸命身を粉にして働く人たちが増えれば、自己中心の経営者はより多く搾取できるのだから。

私には全く縁がないが、どんなに高価なものに囲まれていても、安心感や心の余裕がなければ人生を心底から楽しめないだろう。金銭的、物質的に豊かな人だからと言って、必ずしもその人が人間として魅力的で、尊敬に値するわけでもないだろう。

私たちは体力と気持ちに適度に余裕をもって、今を生きるということを楽しんで良いのだと思う。素直に人生を楽しんでいると、心豊かな現実を実感でき、今の生活に感謝も納得もできる。

忙しくて、余裕がない時は、自分が本当は何が好きで、本心では何を楽しみたいのかが分からない時期があった。サラリーマンを卒業して15年経ち、浮き沈みもありいろいろなことを体験し、ある意味開き直って現状を受け入れてみると身体と心が休まって、素朴にやりたいことが出てきて、今の楽しい仕事に感謝ができ、私生活も納得できるようになってきた。

[ 更新:2015-09-16 18:12:02 ]

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