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処世術

世渡りの上手な人がいます。世間での暮らし方が上手な人もいます。若い頃の私は不器用だった・・・

今の年齢になって思うのですが、処世術は身を守るための仮面であり、一種の防具(プロテクターや鎧)のように思います。
長年の経験で身につけたそれらがあるから、組織の中での今の話し方や、今の立居振舞となっているのです。
そして、今の居場所が守られるのです。でもこれらは平時でのこと。

場面を変えて、有事(修羅場)でものを言うのは、先見性や情報力もさることながら、精神力(腹の据わり方)ではないでしょうか。

課題を前に逃げるのか、
課題に真正面からぶつかって戦い続けるのか、
戦いに傷つき落ちこぼれていくのか、何度も立上り課題を乗り越えていくのか、
俺のせいではないし俺の仕事でもないと戦線から離脱して高みの見物をするのか、
ベテランの管理職といっても人それぞれです。

皆、自分で選んでいるのです。その選択に、隠しきれないその人らしさが現れます。
普通の人は、普通のことしか考えられません。
過去に生きている人は、過去のことからしか考えられません。
今を真剣に生きている人は、目の前のことに手抜きはしないし、現実的な解決法を考えます。
将来を見ようとする人は、現在と将来をつなげて、打開策を考えます。

人間はいつか必ず死にます。
健康に老いて天寿を全うする人生もあるし、いつも病気やケガに泣かされて苦痛の中で老いていく人生もあるし、若くして亡くなる不幸もあります。
今の世の中にでも、飢えや貧しさもあれば、治る病も治らぬ病もあります。
この現実を踏まえて、どう生きて、どう働くのか? 
経営者や幹部であれば、何かお問題が起きるたびにその人の使命と覚悟が問われます。

[ 更新:2021-05-20 11:16:04 ]

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