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経営コンサルタント吉見からのお知らせ

【卯月4月を終えて、五月5月始まりにあたり】 吉見雑感

3月下旬から4月中旬までこれまでになく仕事が集中した。本来3~5月に分散する仕事が、偶然4月中旬納期に複数社重なってしまったことによる。

 年間契約の仕事の納期が、たまたま集中してしまったわけだが、さすがに休みなしの3週目あたりからミスが目立ち始めた。関わる人とチェックしあいながら、是正しながらやっと終えることができた。仕事には、黙々と長時間費やす必要のある場面と、集中して質を深める場面とがある。私自身事務所で終日集中してデスクワークをしていると、午後6時には頭がもうろうとしている。適切な間合いでリラックス、リフレッシュしないと業務品質は下がり、結果としてお客様にご迷惑をかけてしまうことを反省した4月であった。
 私が4月に実際に見聞きした景況だが、過去最高益の企業あり、3年振りに黒字化した企業あり、経費削減が予定通りの企業があった一方、数年ぶりに赤字転落の企業あり、売上の減少に歯止めのかからない企業や思い切って社員の6割削減を決めた企業もある。前年と同じという企業は1社もない。良くなっているか悪くなっているかのどちらかだ。それも前年比30%もプラスやマイナスとなっている。私の月次契約の企業の多くは10%前後の増減率の範囲内で進んでいる企業が多いので驚く。
概して事業規模の大きな企業や好業績の上場企業に引っ張られてしばらく好業績だったところの落ち込みが急激で、回復の時期が見えないようだ。この影響は少し遅れても来るだろう。経営者の力量と経営管理の質、社員の働きの質が問われ、取引先から厳しく選別されていることが分かる。相手に役立たない企業、自分のことしか考えられない企業、反応が遅い企業は置き捨てられているようだ。この中で生き残っていくにはどうするか、日々試行錯誤が続く。
天候では4月26日の寒波と雪には驚いたが、4月29日よりまた気温は上がり始め、札幌では早咲きの桜にモクレン・れんぎょう・エゾムラサキツツジと一斉に花が咲き始めている。事務所に置いている観葉植物にも白い花が咲き始め、冬が終わったとことが実感される。芽吹き花咲く春の装いを追い風に、厳しい現実を乗り越えたい。

[ 更新:2009-05-01 10:32:08 ]

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