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モエレ沼公園(基本設計:イサム ノグチ)

8月下旬に数年ぶりにモエレ沼公園へ行く。ガラスのピラミッド内の多目的スペースでは11月下旬に公開される映画「レオニー」の予告が繰返し流されていた。

映画「レオニー」は、天才彫刻家イサム・ノグチの母、レオニー・ギルモアの波乱に満ちた生涯を描いたもので前評判は高い。撮影も、アメリカでの撮影はアメリカ人スタッフで、日本での撮影は日本人スタッフでというこだわりがあったという。久しぶりに映画館へ行かなくてはと思っている。
▼以下は、モエレ沼公園のパンフレットから引用
―沼全体がひとつの彫刻―
モエレ沼公園は、札幌市の市街地を公園や緑地の帯で包み込もうという「環状グリーンベルト構想」における北東部の拠点公園として計画されました。モエレ沼を含む約189haを公園区域として、平成17年(2005)年3月に造成を完了し、同年7月1日にグランドオープンしました。
 モエレ沼公園は、ゴミ処理場として利用した後、公園造成を行うユニークな事業として整備が始まりました。昭和54年(1979)年からゴミの埋め立てが、昭和57(1982)年からは公園の基盤造成が始まり、平成2(1990)年の処理場閉鎖まで搬入された廃棄物の総量は270万トンになります。また、モエレ沼は国の治水事業として、雨水の一時貯留池となっており、周辺地区を洪水から守る役目も担っています。
 昭和63(1988)年3月、初めて札幌を訪れた彫刻家イサム・ノグチは、雪の残るモエレ沼の水面と大地、その上に広がる北の空を眺めていました。この公園事業に強い関心を持った同氏の期待に応え、札幌市は公園の設計を委託しました。長い公園づくりのアイデアを温め続けたノグチにとってはまたとない出会いであり、「全体を一つの彫刻とみなした公園」の設計に情熱を傾けたのでした。マスタープランを完成させたその年の12月30日、残念ながらニューヨークで急逝されましたが、遺志を受け継いだ公園造成事業が翌年から本格化しました。
 広大な大地に刻まれた彫刻家の夢と、緑豊かな環境を次世代へ残したいという願い、この二つの思いの結晶である夢のランドスケープが「モエレ沼公園」として、札幌に誕生したのです。

[ 更新:2010-09-01 10:05:12 ]

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