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企業の論理(経営管理の教科書的に見る)での仕事

工場での作業を中心にして構築された仕事というものの基本的な考え方に「単純化」「標準化」がある。

作用を単純化、標準化することにより、作業ミスを減らすことができ、未熟練労働者でも短期間で所定の成果が上がるようになります。このような工夫が行われる前と比較すると、工場作業での生産性は飛躍的に向上した経緯があります。

その結果、当時の投資対効果比でみた付加価値は高まり、企業の成長発展が現実のものとなった時代がありました。
仕事は会社全体または工場全体の目標達成という錦の御旗のもとに役割分担が決められ、その役割が次第に細かく再分化され、担当者一人一人の職務となって割り当てられたのです。
会社は従業員に対して忠誠を尽くすことを要請し、定年まで「会社のために」働くことを当然のものとして、多くの人が疑いを持ちませんでした。

仕事は、企業目標に寄与するように部分化・単純化・標準化を追及したため、工場労働の社員にとっての仕事とは、予め決められた一定の枠のある作業のことを意味し、責任や権限も明確に規定されますから、ただひたすら与えられた分業された仕事を、忠実に効率よく遂行することが求められた時代もあったのです。

[ 更新:2015-11-01 09:53:04 ]

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