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経営コンサルタント吉見からのお知らせ

口コミで伝えたい店

4月の経営ゼミのテーマは、久しぶりにマーケティングでした。この中で、「口コミで伝えたい店」と言うもものがありました。

ゼミ参加者のある人は、「俺はこんな店知ってるぜい!」という時に口コミで伝えると言っておりました。
悪いことはあっという間に口コミで伝わって行きますが、良い口コミとは意外に外に出ないのかもしれません。
このゼミの時に使った資料、経営コンサルタント島倉大輔氏フェイスブックには、次のように書かれていました。
以下は抜粋です。
引用開始>頼まれてもいないのに勝手にお店を宣伝している人っていると思います。
つまり、思わず他の人に伝えてしまいたくなる他のお店にはない違いがあるからなんです。
口コミは、この他にはない違いがあるからこそ起きます。
逆に、他にはない違いがないのに口コミなんて起きるはずがないんです!!
口コミで集客をしたいのであれば他の人に思わず言ってみたくなる他にはない違いを持つことが大事です。
他とたいして変わらないことしかしていないのに口コミを期待するなんて。。馬鹿げていますよ!!<引用終了

先日千歳空港へ移動途中、昼時だったのでとんかつ屋さんに入りました。初めて入る店ですが、このチェーン店舗はとても評判が良いので、ほどほどの美味しさだろと思って車を止めました。
車から降りてお店にに入ろうとすると、女性店員がドアを開けてくれました。
たまたま入口に来ていたのだろうと思ったら、「いらっしゃいませ。ご来店、有難うございます。まず温かいおしぼりをどうぞ!」とおしぼりを手渡されました。
席に案内されると、入口で渡されたおしぼりを回収し、すぐ新たなおしぼりを置いていきます。
トンカツは、予想以上のボリュームで味はもちろん及第点。満腹になりました。
丁度昼時ですから、次々と車が入り、お客様がドンドン入ってきます。
そのたびに、ホール担当の誰かがおしぼりを持って、入口に走り来店客を迎えます。
ホール担当は3人でしたが、注文を取り、配膳をしながらですから、決して楽な作業ではないと思います。
カウンタ―8席、ボックス5席、こあがり4席くらいでしたから、目配り、気配りができないと、スムーズには行かないはずです。
一番驚いたのは、食事を終えて店を出られるお客様一人一人を店の入口から出ての見送りです。
ここまでやるのか…と思いました。
味と量に十分値段相応の価値があり、加えてこの来店客対応ですから、みんな記憶に残りますね。
ここは常に普段私が通る路線ではないのですが、また行こうという気持ちにさせられた店でした。
中小企業家同友会の方はすぐ分かるお店ですが、差別化というのかここまで徹底してのことですね。

[ 更新:2016-04-22 11:48:31 ]

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