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人間は、息を吸ったままでも、息をはきっぱなしでも、呼吸にならないから生きられませんね

食べ物を体に入れても、時間とともに身体の外に排泄されていきます。
息も、吸ったらはくことの繰り返しです。折に触れて、深呼吸することは身体に有効と言われますが、忘れる自分がいます。
情報も、貯めることがことが目的では経営には全くプラスになりません。
情報は何らかの形にして、関わる相手に提供してはじめて生きた情報となります。
このように、出し入れの繰り返しが自然なことで、自分と外部の交換関係をスムーズにすることが、調和へのポイントになるのでしょう。
物質重視の科学技術でつくり出された工業製品の中にずっといると、人間も生物としての「自然との調和」という感覚が薄れていくのではないでしょうか。
人には幸運な時もあり、不運な時もあり、それらを繰り返しながら生きているもののようです。
健気に今日まで生きてきた自分を、時々振り返ると、実にいろいろなことに気づけます。
無意識に、人のお世話になり、またお世話をさせて頂いて、今日まで生きてきていると思います。
だから「礼儀」が今日まで伝えらているのでしょう。そう考えると、礼儀は絶対否定してはいけないものですね。
今の自分に素直に納得できる人生が、一番幸福な人生かもしれません。
最近やっとそう思えるようになりました。

[ 更新:2016-07-19 11:29:40 ]