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8月を前に日本の敗戦時を考える

昭和20年の日本の人口は72,147千人とされている

戦争による死者数は、軍人・軍属が230万人(国内で20万人、国外で210万人)、民間人は80万人(国内で50万人、国外で30万人)、合計すると310万人に達する。
これは当時の日本の総人口の4%にも達した。
現在の日本の人口から換算すると500万人に達するから、現在の北海道の人口に匹敵する。
敗戦時に海外に残された日本人は、軍人と民間人がほぼ同数で660万人とも700万人とも言われ、620万人の引き揚げに13年を要したとも言う。
当時の日本の人口の1割近くが海外に居て、続々と帰国するというのだから当時としては大変な事態と言える。
正確な数字は分からないのですが、敗戦直後の日本の鉱工業生産高は10年前の1935年のわずか10%にまで落ち込み、農業生産高も戦前の30%やっとだったと書かれていたものがあった。
ここまでひどくはなかったにしても、生産力の衰えと帰国民による人口増の中で、私たち世代の両親や祖父母の世代は昭和という苦難と困難の時代を精一杯生き抜いて、今日につなげてくれたことに感謝しなくてはいけないと思う。

[ 更新:2016-07-06 15:32:41 ]

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