創造経営コンサルタント吉見 - head

経営コンサルタント吉見からのお知らせ

あなたは強い人?

「強くなければ生きていけない、優しくなければ生きていく資格がない」という言葉は、チャンドラーの小説にあったとか、今から30年程前に誰かに教わったようなおぼろげな記憶があります。

人には「優しさ」はあった方が良いと思うのですが、「強さ」はどの程度必要でしょうかね・・・
強すぎる人や強さが前面に出る人、いつも戦う意欲満々の人は、私は苦手です。
ただ最初から「強い」人はいないでしょうし、「強い心の人」と「弱い心の人」といってもその定義や、そのようになる生い立ちも単純ではないと思います。
私の仕事上での経験では、「強い心になっていった人」と「弱い心のままの人」がたくさんいるような気がします。
長く経営者を続ける人は、間違いなく「強い心になっていった人」です。
また、多くの社員が定着する経営者は、言葉や態度は荒くとも、人への優しさやぬくもり、愛情があります。
このように「強い心になっていった人」でも「心のやさしさ」「人への愛情」との調和を心がける経営者もいます。
また、本当は「弱い心のままの人」なのに、強がって、粋がって、傍若無人に振る舞う経営者もいます。
「弱い心のままの人」が、必ずしも「心のやさしさ」「人への愛情」にあふれる人であるわけでもありません。
逆に嫉妬心や猜疑心が強く、関わることに難しさを感じた仕事もありました。
本当に人はいろいろです。
表に現れるお人がらと、普段は見えない裏側のお人柄がありますが、どちらもその人自身です。
私にもその両面があると思います。
「心の強い人は弱さを学んでいないと強制的に学ばせられるようなことがおこり、心の弱い人は強さを学ばないでいると厳しい事実が次々と起こり強さを強制的に学ばされる様です。」とは、リバティー福岡の平野国高さんの表現ですが、これは事実のように思います。
自分に起きる事に正面から向き合う人は適切に学び、対処法を修得することができ、経験に比例して強くたくましくなって行きます。
一方、逃げる人はずっと苦手なことや嫌なことに追いかけられる人生となるのではないでしょうか。
どちらも「選ぶのは自分」ということは間違いありません。

[ 更新:2016-10-03 09:16:08 ]

その他の記事
記事のインデックスに戻る
ページのトップへ
創造経営コンサルタント吉見 - foot