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8月21日の雑感(中小企業の生き残り)

競争が資本主義の原動力なら、資本力と人財力では、中小企業はまともに勝負はできません。真っ向勝負では、蹴散らされてしまいます。

個人的には競争原理による社会発展が、持続的に可能かは疑問です。
地域での強いもの勝ち、全国での一人勝ちを目指すのが競争原理のように感じるからです。

選択と集中という言葉は、今やだれもが知っています。リストラもこの一環として行われることも多いですね。
中小企業は、常に「選択と集中」で生き抜いてきたことでしょう。
現在進んでいる少子高齢化社会の縮小を続ける市場で、中小企業の生き残りは本当に難しくなっています。
他社のやらないいろんなことを、ローカルの狭い市場で、自社の体力と経営資源に見合う範囲で、とにかく試すヴァイタリティは欠かせなくなっています。

最初はニッチ市場で、マイナーな商品やサービスでも、次第に自社の得意なローカルの狭い市場で認知度が高まり、自社の安定事業になっていくといいのです。
売上は、お客様の感謝の気持ちが形を変えたもの。自社商品への指名買いは、自社への魅力があってこそ。
世の中に、楽をして稼げるものはないのです。

社員の個性も多種多様であるように、お客さの好みも本当にいろいろです。
自社にしか出せない味わいを生かすには、社員個々人にしか出せない持ち味を生かすこと。
それがお客様に認められ、ひいきにされて、商売は成り立ちます。
店舗にも、商品にも、社員にも、投資を続けて生き抜けるのではありませんか。

[ 更新:2017-08-21 06:35:08 ]

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