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AIが導く業務改革

2017.12.20の日本経済新聞32面の記事が参考になった

以下は、三菱総合研究所 先端技術研究センター長 比屋根 一雄氏の新聞掲載意見です。

〇いま企業が期待するAIの役割・・・「自動化」「最適化」「ノウハウ再現」

〇業務革新の例
【新卒採用の書類選考の自動化】
過去の選考データをAIに機械学習→書類選考のモデルをつくる→学生の情報を与える→選考を行う→選考コスト削減に寄与

【住宅ローンの潜在的顧客の抽出という最適化】
金融機関の顧客口座からAIが取引情報を読み取る→その顧客の入出金などの動きを分析→住宅ローンのニーズのある顧客を予測して抽出する→効果的な営業につながった

【ビールメーカーとノウハウの再現】
AIがビールの醸造技術を学習→醸造条件による味の違いを予測→試作の試行錯誤の回数の削減につなげた

〇AIによる業務改善を成功させるポイント
AI化にビッグデータが不可欠とされるが、経営者の多くはすでに社内にある様々なデータを活用しようと考えるが、子のアプローチは上手くくいかない。
先に「目的を明確」にし、そこから「どういうデータが必要か考える」→その上で「データを集める」
AIは「デジタル化された業務を自動化、最適化するもの」。「デジタル化された業務」とは、すべてがコンピュータ上で行えるもので、人と紙で完結する作業がなく、人と人ともオンラインでつながる業務。

〇AIによる業務革新は人間の代替を目指すものではない
今後,AIと人との競争が始まると言われるが、そうではない。「AIを武器とする人」と「AIを武器にできない人」との競争というのが実際。
問題解決にあたっても、問題解決のゴールの設定も人間がする、問題や課題の具体的な定義も人間がするし、問題解決の実際の行動も人間がするもの。AIは課題解決の支援に力を発揮する。

[ 更新:2017-12-22 14:47:48 ]

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