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経営コンサルタント吉見からのお知らせ

還る場所

吉見事務所通信に掲載したものから

私たちの平日は次のサイクルの繰り返しです。 自宅→会社→取引先(あるいは現場)→会社→自宅。 毎日同じようでも、毎日微妙に違うもの。 自宅と会社は必ず行って、例外はあっても必ず戻って来るところ。

学生のときは、自宅→学校→学友との場→自宅。自分の学生時代を思い出すと、毎日同じようで、毎日違っていたのでは。自宅と学校は必ず行って、また戻って来るところ。学生時代に戻りたいか?と今問われると、積極的には戻りたくないのが今の心境。「今が一番!」と信じる(信じたい?)自分がいます。

ところで、必ず行って、戻って来るところは良い環境にする義務があると思いませんか。ここに居場所がないと、辛いものです。進学早々の時、入社早々の時、転職早々のまだ新しい環境に馴染めない時を思い出すと、その感覚が分かると思います。

良い環境をつくる義務を負うのは、会社ではトップや上司や先輩たち。家庭では両親となるでしょうか。

生活をする場所も、働く場所も、そこには固有の習慣や文化があるはずです。必ず家庭史もあるし会社の歴史もあります。今日までの自分史も絶対あります。それらは、そこに関わる人全員で、作って来ているものです。積極的な関りもあれば、消極的な関りもあれば、支配従属という関りもあるとは思います。でも当事者の一人としてそこにいたことは事実のはずです。現在までずっと居る人もたくさんいらっしゃるはずです。

その中で暮らす人には、その人固有の感情もあるし、その人らしい反応があります。順調に自我形成をされた人は自立して、自己統制もできますから、自分の特徴や自分の美点や弱点も知って、それを踏まえて対人関係を築きます。自我形成に遅れのある人や自我形成に課題を抱えた人にはどうしたら良いでしょうか? 
自我形成の最中という人だっているでしょう。「困った人は、実は困っている人」という言葉を思い出します。

[ 更新:2019-02-09 14:44:41 ]

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