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勤労感の変化

私が社会人となったのは昭和52年4月でした。

当時は、会社側は当然の用に「会社への忠誠心」を求めました。役所者の皆様は、私から見ると驚くほどの忠誠心で、仕事に励んでいらっしゃいました。そういう役職者の上司は、新人である私たちに、忠誠心をもって仕事に精励するように洗脳しようとしまし。
決められた勤務時間は、粛々と仕事はするけれど、会社への忠誠心はとんでもない!というのが20代の私でした。
この雰囲気は昭和の時代は続いていましたね。バブルがはじけてからどんどん変わっていきました。
ドライになったというのか、打算的になったというのか、会社を信用しなくなったのか、会社への忠誠心という言葉は今では死語に近いのではないでしょうか。
会社側も、今に時代に忠誠心を求めても無駄と悟ったのか?
確かに今の若い世代の辞書に忠誠心という言葉はないように思います。帰属意識という言葉も使われなくなりました。

次に、当時は「長期的利益志向」がありました。「長い目で見て」「長いお付き合い」という物差しも、普通に使われていました。最近は完全に「短期利益志向」です。
この中で働くには、毎期堅実に成果を出せる人か、専門的な代替えの利かない能力を持った人は、ある程度自由に発言し、自由に働けるでしょうが、成果も不十分で専門能力も持たない人は、がちがちの指示命令の中で働かざるを得なくなるのではないでしょうか。

大企業を見て感じるのは、品質に対する考え方、ものつくりの姿勢が変わったと思います。
昔のものは、大切に扱うとかなり長く使えましたが、最近のものはあらかじめ決めてある製品寿命で壊れる(使えなくなる)ようになったように思います。
法令違反も、過去は隠し通せたのでしょうが、近年は違反や不適切云々のオンパレード。陳謝、陳謝の記者会見があちこちです。
この中から、ローカルの中小零細企業の生き抜き方のヒントがあるように思うこの頃です。

[ 更新:2019-05-09 16:03:37 ]

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