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経営コンサルタント吉見からのお知らせ

シニア企業の注意点

私自身45歳で独立しましたので、21年経過した今だから思えることがたくさんあります。

企業に失敗するシニアには、次のような特徴が見られます。

まず、見た目や見栄えに凝る。
場所に凝り、内装に凝り、装備品に凝り、ロゴや名刺に凝ります。
凝ること自体は悪いことではないのですが、リターンを考えた投資なのか、単なる自分の思いれなのか事前に考えて欲しいのです。
ここで退職金やこれまで蓄えた貯金を大方使い、開業後の売上が低空飛行のままで固定費を賄えず、赤字続きとなった方がたくさんいらっしゃます。

次にやたらと資格を取りたがる。
話題になった新しい民間資格を次々と取ったり、大学院でMBAをおとりになる方もいらっしゃいます。
資格取得とマーケティング(顧客つくり)が同時並行だといいのですが、ある中小企業断士の方はせっかく増えた顧客を、大学院でMBA取得の授業や卒論に追われて訪問できず、次々と解約となったという事例もあります。
こうなると、本末転倒です。

三つめは、やたらと人の集まるところに行き、ひたすら名刺交換をする。
初対面で名刺交換をしただけの人にすぐに大きな仕事が来ることはありません。
誰かが主催の経営セミナーや勉強会を自分の営業の場と勘違いしている人もいました。主催者に迷惑というか失礼な行為という自覚が全くない方もいました。
まずは地道に自分の知名度アップ、自分の信用づくりからです。
自分の人脈づくりと維持。そのためにはプレゼント上手になること、与えることを欠かさないこと。
与えるものはモノやお金ではなく、自分の本業の知識や情報です。
最初は儲けは横において、挑戦、挑戦です。
可能性があると思うなら、実行に実行です。

遠慮をして我慢をして自分の喜怒哀楽を表さない人は、何を考えているのか分からない人と思われるので注意しましょう。
逆に天真爛漫にというか、何事にも素直に反応してストレートに喜怒哀楽を表す人は、自分の感情をコントロールできない人とか理性に欠ける人と思われるので注意しましょう。


[ 更新:2021-09-28 15:46:47 ]

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