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経営コンサルタント吉見からのお知らせ

スマホ・ゲーム・ネット・VR

自分で取捨選択でき、自分の都合で終了でき、いつでもリセットできて受け身でいられるなら楽ですね。

 機械というモノが相手なら、失敗しても恥ずかしくないから、安心してモノとの対話を何度でも続けられるという人がいる。
確かに人間相手に言葉を使ってのコミュニケーションは、やり取りがうっとおしい時もあるし、傷つけられる時もあるし、悲しくなる時もあるし、腹立たしい時もある。立場の違いを考えて、我慢を強いられるときもある。それに対して相手が機械やモノの場合、嘘はつかないし、裏切られることもない。
 一昔前は価値観の多様化とか、大衆が無くなり、分衆とか少衆の時代が来たと言われた時期もあったが、ネット社会の進展は結果として価値の均質化や一元化の流れにあるのかもしれない。今世の中を支配しているのは競争原理であり、強者と弱者がハッキリされ、勝ち組・負け組に仕分けされていく。加えて「イエスかノーか」というデジタル型理論が支配を強めているようにも感じる。
 子供のうちからこの中に置かれ成長してきた人たちは、ひと昔前やふた昔前の感覚での「仲間・集団」を形成できなくなっていくのではないだろうか。そしてマスメディア化されるということは、誘導されるモデルの中に組み込まれてことではなかろうか。
 その中で自分を見失わずに生きようとすると、「所詮世の中も会社も、自分たちの希望に沿っては動かない。若い自分たちは牙を抜かれた群れに過ぎないようだ。どう反発しても反抗しても勝てそうにないし、世の中も会社も変わらないとするなら、現状の中で上手に楽しくやるしかない」となっていくのだろう。

[ 更新:2022-03-22 09:49:17 ]

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